東京・千代田区にキッチンカーが集まる「大手町川端フードガーデン」では昼時に行列ができる。ケバブ料理のキッチンカー「ベッラクキッチン」の一番人気は「チキンケバブ弁当」。桝田さんは「いろんな味が凝縮した旨味があります」などとコメントした。「甚」では本格的な魯肉飯を提供している。「Mr.HALAL」ではニューヨークで定番の「チキンオーバーライス」を提供している。キッチンカーの出店場所を紹介する会社によると、キッチンカーの登録台数は2019年から約4倍になっている。Mellowの石澤代表は「コストが安く始められる」などと語った。登録数が増えた結果、クオリティーがないと生き残れないとのこと。
東京・千代田区のOtemachi One Gardenではトラックを改造して本格ピザを提供するキッチンカー「TJK PIZZA」が登場。フランス出身の店主ライト・エルベさんは「本格的な味のこだわりが重要」と語り、イタリアから輸入したピザ窯を使って調理している。マルゲリータはオーブンの倍近い高温で焼き、外はサクサク中はもちもちの生地になっている。静岡・松崎町では小林魁さんが江戸前鮨のキッチンカーのために母親の貴重さんと一緒に車の改装をしていた。小林さんは高校卒業後に有名鮨店で修業していた。父はワサビ生産者で、父の家業を大きくしたいという思いで25歳で独立を決意したとのこと。出店当日、豊洲市場でネタを仕入れた小林さんは遅刻しながらも「鮨 さきがけ」をオープンした。初の注文はマグロなどを使った「ばらちらし」となった。2人目の客はインスタグラムで出店するのを知って来店したとのことで、本マグロなどを使った「おまかせにぎり7貫」を注文した。3人目の客は3つの注文をしたが、パニックになり作業が進まず、提供まで20分かかったが、購入客は満足した様子だった。この日の客数は5人で売上は1万5000円となった。小林さんは「色々全然ダメでしたね」などと反省のコメントをした。