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「フリッツ・ハーバー研究所」 のテレビ露出情報

「人新世」という新時代をめぐる地質調査が世界各地で進められている。プロジェクトのリーダー、コリン・ウォーターズ氏は「過去数世紀の間に起きた地層の変化とは全く違う何かが起きている」「有力な調査地が別府湾にある」と話した。別府湾海底から地層の堆積物を抜き取って調査すると、ある年代以降の地層からミクロンサイズの小さな穴がたくさん空いた物体が見つかった。化石燃料が燃焼した時に排出される球状炭化粒子で、1950年前後の地層から急激に増加していることがわかった。世界各地の別の地層でも同様の現象が確認された。エネルギーを大量消費し始めた人間の営みが地層に記録されていた。バルト海で抜き取られた地層は1950年代を境に土壌が白から黒に変色していた。1900年代初頭に地球の人口は増え続け、食糧生産が追いつかなくなった。カール・ボッシュとフリッツ・ハーバーは化学反応によって空気中の窒素を肥料として取り出すことに成功した。この発明で人類は十分な食糧を得ることができるようになったが、化学肥料を使い始めたことによって海にまで大量に流れ込み藻類や植物プランクトンが異常繁殖した。その大量の死骸が降り積もり、黒い堆積物となった。藻類などの異常繁殖は世界各地で水質の悪化や酸化濃度の低下を引き起こし、生態系を破壊している。1950年代以降の地層からはプラスチックや重金属など、人間が生み出し環境破壊を招く原因ともなっている物質が検出されている。

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