アメリカ大統領選予備選の山場スーパーチューズデーでヘイリー氏に圧倒的な勝利を収めたトランプ氏。8日、共和党全国委員会は新たな委員長にトランプ氏の側近であるワトリー氏が就任すると発表。さらにナンバー2である共同委員長にはトランプ氏の義理の娘のララ・トランプ氏が就任した。共和党がトランプ党になるのではないかという懸念の声が広がっている。7日に行われた一般教書演説。年に一度政権の構想を示すもの。今年は11月に控える大統領選を強く意識したものになった。トランプ氏の名前を出すこと無く「前任者」と表現したバイデン大統領。トランプ氏はSNS上でリアルタイムに反論を繰り返した。演説中にバイデン大統領が咳をすると「薬が切れてきたぞ、咳ばっかりだな」と皮肉めいた批判も。また、81歳という高齢が不安視されているバイデン大統領が自ら高齢に触れる場面もあった。演説終了後にトランプ氏は「最も怒りに満ち、思いやりの欠けた過去最悪の一般教書演説だった。国の恥さらしだ」と批判。ヘイリー氏が撤退し、4年前と同じ構図が固まった大統領選。最新の世論調査ではトランプ氏が一歩リードと報じられている。