「ゼレンスキー大統領は独裁者」、アメリカ・トランプ大統領の発言が波紋を広げている。ロシアの侵攻で戒厳令が出ているためウクライナでは選挙ができず、去年5月に任期満了後も続投しているゼレンスキー大統領。キーウ国際社会学研究所によると世論調査では2月の支持率は57%で去年12月から5ポイント上昇。これに対しゼレンスキー大統領は「ロシア発の偽情報だ」と指摘している。トランプ大統領は支援の見返りとしてウクライナの希少な鉱物資源、レアアースの取引に意欲を示している。早稲田大学・中林美恵子教授は、プーチン氏をとにかく交渉の場に引きずりださないとならない、バイデン政権に出来なかったプーチン氏との交渉をアピールしていると解説した。またトランプ氏がゼレンスキー氏のウクライナでは勝てないとウクライナを見限ったことの証左であるようにもみえると話した。