発泡性のあるワイン・スパークリングワインの需要が今、英国で高まっている。英国のワインを一堂に集めたテイスティングイベントの会場には、多くのバイヤーが目当てのワインを探しに訪れている。英国各地からおよそ80のワイナリーが参加。ブースに並ぶのは、ほとんどがスパークリングワインで、フレッシュな風味と程よい酸味が特徴。英国産のスパークリングワインの去年の販売量は、5年前の2.8倍に増加。ロンドン中心部にあるレストランでは、シャンパンを上回る売り上げだという。
なぜ需要が高まっているのか。南部ケント州のワイナリーの経営者が指摘したのは、生産するブドウの品質の向上。その背景にあるのは「温暖化」。この10年間の平均気温は、1990年までの30年間との比較で1℃余り上昇。霜の発生が減少し、栽培に適した気候になっている。ワイナリーでは需要の増加を受け、畑を1.6倍に広げる計画。シャンパンの生産国・フランスのメーカーも、英国でのスパークリングワイン造りを進めている。現地で育てたブドウでのワイン造りを手がけるため、4年前から収穫を開始。ことしは新たな投資を行い、ブドウの果汁を搾る施設を作った。今後は醸造所も設ける計画。その土地ならではの環境で風味などを生み出す「テロワール」という考え方を大事にして、ワインを手がけたいとしている。英国産のスパークリングワインは、日本へも輸出されているという。
なぜ需要が高まっているのか。南部ケント州のワイナリーの経営者が指摘したのは、生産するブドウの品質の向上。その背景にあるのは「温暖化」。この10年間の平均気温は、1990年までの30年間との比較で1℃余り上昇。霜の発生が減少し、栽培に適した気候になっている。ワイナリーでは需要の増加を受け、畑を1.6倍に広げる計画。シャンパンの生産国・フランスのメーカーも、英国でのスパークリングワイン造りを進めている。現地で育てたブドウでのワイン造りを手がけるため、4年前から収穫を開始。ことしは新たな投資を行い、ブドウの果汁を搾る施設を作った。今後は醸造所も設ける計画。その土地ならではの環境で風味などを生み出す「テロワール」という考え方を大事にして、ワインを手がけたいとしている。英国産のスパークリングワインは、日本へも輸出されているという。