2025年9月8日放送 14:05 - 14:50 NHK総合

列島ニュース

出演者
田中朋樹 鹿島綾乃 一柳亜矢子 坂下恵理 山内直子 
(オープニング)
オープニング

キャスターらによるオープニングの挨拶。

札幌局 昼のニュース
10月7日まで延長

砂川市のヒグマ注意報が来月7日まで延長された。砂川市では7月上旬から市街地でヒグマの目撃や痕跡に関する情報が相次いで寄せられ、道は7月8日からヒグマ注意報が発表されている。きょうまでの2か月間でヒグマに関する情報がのべ107件寄せられている。砂川市農政課・奥山課長は「注意喚起が必要だろうと北海道のほうに要請した」、市民は「住民としては不安」などと述べた。市内の北光小学校でも周辺でヒグマの目撃情報が相次ぎ、濱本校長もクマを目撃した。

秋サケ定置網漁 水揚げが盛ん

秋サケの定置網漁が十勝の太平洋沿岸で始まった。えりも以東海区では先週から秋サケ定置網漁が始まった。このうち大樹漁港では5隻の漁船が次々と戻り秋サケを水揚げした。道立総合研究機構によるとことしの秋サケ来遊数は前年比64.5%と予測されている。大樹漁業協同組合・川井専務理事は「大漁であることを願っている」などとコメントした。大樹町沿岸の秋サケ定置網漁は11月上旬まで行われる。

大分局 昼のニュース
よしながこうたくさんが読み聞かせ

絵本作家・よしながこうたくさんによる絵本の読み聞かせがきのう、中津市で行われた。よしながさんはデビュー作で給食を作ってくれた人に感謝して好き嫌いせず食べようという内容の「給食番長」を自ら朗読した。よしながさんは「工夫して楽しく読んであげたらその時間が一生の思い出になる」などと述べた。

ペットと避難する際の備え学ぶ企画展

杵築市立図書館が防災の日に合わせるかたちで先月から開催している企画展では、図書館の蔵書の中から災害時に取るべき行動や日頃の備えなどについて書かれた本がまとめられているほか、ペットと避難する際に必要となるグッズが展示された。きのうは地震の揺れを体験するできる特殊な車が用意された。杵築市立図書館・栗屋館長は「実物を見て基本的なことを学んでほしい」などと述べた。企画展は今月29日まで開かれている。

青森局 昼のニュース
小学生が稲刈り体験

コメの収穫時期を迎えている津軽市で、小学生たちが自分たちで植えたコメを手作業で収穫した。瑞穂小学校では地域の主な産業のコメ作りについて学ぶ特別授業を毎年開催している。きょうは5年生が稲刈りを体験した。刈り取った稲は乾燥させた後、子どもたちが脱穀の作業も体験する。

十三湖で「超しじみフェス」開催

全国有数のシジミの産地、津軽地方の十三湖できのう催しが開かれた。「超しじみフェス」は地元の漁協や商工会などで作る実行委員会が去年から始め、ことしで2回目になる。会場には約2000人が集まった。会場の区画には7トンのシジミがまかれていて、参加した人たちはシジミを拾った。1組あたり5キロのシジミの持ち帰りが可能。お宝と呼ばれる石のオブジェを見つけた人はくじ引きに参加することができ、中には大粒のシジミを当てる人もいた。

「八戸ワイン」のブドウ 収穫量最多に

八戸市では南郷地区で栽培のブドウを使用し地元で醸造したワイン「八戸ワイン」のブランド化と販売促進に官民一体で取り組んでいる。農家によるブドウ栽培は2014年から、ワイン販売は2018年から始まっている。市によると昨年度のブドウの収穫量は20.7トンになり、これまでで最も多くなった。品種全体の平均糖度は平年並みの18.3度だった。ワインの製造本数は前年度より1,525本多い4,890本に増えた。

山形局 昼のニュース
イカ釣り漁船 今シーズン初の水揚げ

山形県の中型イカ釣り漁船3隻は今年6月、酒田港を出港し、東北や北陸の沖合などでスルメイカ漁を行っている。このうち「第八十六若潮丸」が水揚げのために酒田港へ戻り、今朝7時ごろから県漁業協同組合の職員などが船内で冷凍されたスルメイカを水揚げしていた。漁協によると、きょう水揚げされたスルメイカは約120トンで、記録的な不漁となった昨年度1年間の酒田港での水揚げに近い量になった。「第八十六若潮丸」はあす、再び酒田港を出て来年2月ごろまで漁を続ける予定。

松山局 昼のニュース
「極早生みかん」収穫始まる

宇和島市では温暖な気候を生かして収穫時期が通常より2~3か月ほど早い「極早生みかん」が栽培されている。このうち、宇和島市吉田町のみかん農家の畑では「大分早生」という品種の収穫が今月から始まった。急斜面にある約1.5ヘクタールの畑では直径7~8cmの実を丁寧に収穫していた。年々暑さが厳しくなり、みかんの大きさが小ぶりになるなど影響を心配していたが、摘果作業を通常より早い時期に行ったことで順調に実が成長し、平年並みの収穫量を見込んでいる。「極早生みかん」の収穫は来月上旬まで続き、市内の「道の駅」や県内のほか関東を中心に出荷される。

中学生たちが特殊詐欺への注意呼びかけ

伊予市の道の駅で行われた呼びかけには中学生や警察官など約20人が参加した。県内で「ニセ警察官」による詐欺被害が相次いでいることから行われ、中学生たちが伊予市中山町の特産である「栗」を配りながら呼びかけていた。また、ニセ警察官による詐欺が国際電話からかかってくるケースが多いため、警察官が国際電話からの着信を止める手続きについて紹介。警察によると、県内では今年1月~8月末までの特殊詐欺の被害額は約2億9000万円にのぼり、前年同時期の約2倍となっている。参加した中学生は「詐欺電話は誰にでもかかってくると思うので、少しでも被害を減らせたらいいかなと思った」と話した。

熊本局 昼のニュース
天草「高浜ぶどう」の収穫作業

「高浜ぶどう」は天草町高浜地区で明治時代に栽培が始まったとされるぶどうで、主にワインの原料として使われている。病害虫や台風などの被害で一時はぶどうの木が1本となっていたが、16年前から地元のグループが株を増やし、今でも地区の畑などで100本以上を栽培している。きのうは早朝からボランティアや地元の子どもたち約100人がぶどうの収穫に参加し、ハサミで丁寧に摘み取っていた。天候不順や猛暑の影響で今年の収穫量は去年6割ほどの795キロにとどまった。地元グループ代表・宇土寿美さんは「色のわりには糖度が安定して15度平均となっているので、おいしいワインになると思う」と話した。収穫されたぶどうは全て県内で醸造されて白ワインとなり、予約した人向けに11月ごろ販売される。

徳島局 昼のニュース
神山町で万博客ら収穫体験

すだちは徳島県が全国の出荷量の9割以上を占める特産品で、中でも神山町は約500軒の農家が生産する全国一の産地。神山町や県などはすだちの魅力を知ってもらおうと毎年、収穫体験を実施。今年は大阪・関西万博の会場に出展している県のブースを訪れた人たちにも参加を呼びかけたところ、大阪や兵庫などから約50人が参加。すだち農家の高齢化や人手不足が課題となる中、県などはこうした取り組みを通じて新たな担い手の確保やブランド力の向上などにつなげたいとしている。

県内で捕獲 イノシシ・シカなど過去最多

徳島県によると昨年度、県内で捕獲されたイノシシとシカ、サルの数は計2万8208頭で、前年比で7100頭余上回り、県がデータを確認できた平成5年度以降で最多となった。このうちイノシシは7330頭、サルは2186頭で、どちらも前年の2倍以上に増えた。また、農作物の被害額は8600万円余にのぼり、前年から1割ほど増え3年ぶりに増加。県は捕獲数が増えた背景についてサルを群れごと捕獲できる大型わなの設置や狩猟者の育成など、これまで実施してきた対策の効果とする一方、中山間地域の過疎化や温暖化の影響で生息域拡大により個体数が増えているおそれがあると分析している。

(気象情報)
列島LIVE

東京スカイツリーからの様子を中継映像で伝えた。

列島 このあと天気

全国の気象情報を伝えた。

(リポート)
山形 ローカルフードの造形作家

山形のローカルフードを代表する「どんどん焼き」「だし豆腐」「納豆餅」の食品サンプルのサイズは1円玉とほぼ同じ。山形県内の作家たちによる暮らしや祭りの風景、山形のローカルフードなどのミニチュア作品の展覧会が行われた。食品サンプルのミニチュアを制作した桑原菜津美さんは山形市内にある店でミニチュア制作を行っている。材料は樹脂粘土。樹脂粘土に少し黄色を混ぜることで「どんどん焼き」の生地をリアルに再現する。特徴的な割り箸の巻き方も屋台で観察。2週間乾燥させたあと上から液体樹脂を塗りつける。山形名物の「肉そば」のリアルな鶏肉の質感を出すためにアルミホイルを使用。仕上げに歯ブラシを使用するなど身近なもので工夫する。これまで10種類のローカルフードを作ってきた桑原さんは出身地・河北町で過ごした思い出が制作の原点になっている。桑原さんは作品を通して周りの人々と山形のおいしい記憶を分かち合い、さらに多くの人々に伝えたいと思っている。

スタジオトーク

ローカルフードのミニチュア作品を1つ作るのに約2週間かかるという。販売もされている。

列島ぶらり旅
静岡 銘菓”安倍川もち”の歴史探訪

きょうのテーマは「安倍川もち」。静岡市を流れる一級河川安倍川のほとりに東海道を旅する人たちに愛されてきた老舗がある。店主の男性は15代目で半世紀以上店に立ち続けている。徳川家康が当時安倍川で産出していた金にちなんだきなこの餅を喜んで「安倍川もち」と名付けたと伝えられている。JR静岡駅直結の商業施設に安倍川もちのメーカーの店がある。安倍川もちは静岡土産の定番でもある。帰省シーズンはとくに買い求める客が多くなるそう。このメーカーは戦後、安倍川もちを復活させた。

きょうのキニナル!
全国一の産地 神山町で万博客がすだち収穫体験

大阪・関西万博の徳島パビリオンで徳島に触れた人たちが実際に徳島に行ってすだちの収穫体験。

1 - 2

© 2009-2025 WireAction, Inc. All Rights Reserved.