- 出演者
- 鹿島綾乃 一柳亜矢子 坂下恵理 堀井優太
大阪の中継映像を背景に全国の気象情報を伝えた。
関東甲信は午前中から気温が上昇し、午前11時までの最高気温は千葉県君津・坂畑で34.1度など。日中の予想最高気温は埼玉・熊谷で36度など。東京23区などに熱中症警戒アラートが発表。また今夜遅くにかけて局地的に雷を伴い激しい雨のおそれあり。
新潟地方気象台によると、北陸地方に停滞する前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、県内ではきのうから発達した雨雲がかかって下越を中心に断続的に激しい雨が降った。新潟空港では午前8時すぎまでの1時間に統計開始以来最も多い63.5mmの非常に激しい雨が降った。午前10時までの24時間雨量は村上市高根で211mm、新潟空港で140mmといずれも平年9月1か月の雨量に匹敵する大雨となった。これまで降った雨で土砂災害の危険性が非常に高くなっているとして新潟市、新発田市、村上市、胎内市には土砂災害警戒情報が発表されている。あす正午までの24時間雨量はいずれも多い所で上越と中越、下越で50mm、佐渡で30mmと予想されている。気象台は下越ではきょう夕方まで土砂災害に厳重に警戒するよう呼びかけている。大雨の影響で新潟市の一部では冠水被害が確認されている。新潟市北区白勢町では約30cm冠水した道路を通行していた乗用車が立往生したが、運転していた40代男性にけがはなかった。新潟市北区松浜東町では約50cm冠水した県道を通行したトラックが立往生したが、運転していた40代男性にけがはなかった。
今月5日、台風15号による突風の影響で被害が相次いだ吉田町では停電で洗濯ができなかった人に向けて、一部のコインランドリーを無料開放している。コインランドリー運営する会社・毛利力さんは「遠慮なさらずにお越しいただきたい」と話した。
今月5日の台風15号による突風の影響で牧之原市や吉田町では停電が続いていたが復旧作業が進み、きょう午前11時までに一部地域を除いてほぼ復旧した。また、停電が続いている牧之原市の一部地域についても、きょう中に復旧できる見通し。牧之原市では突風による停電などの影響で細江小学校、坂部小学校、榛原中学校の3校がきょう臨時休校となった。このうち細江小学校では高さ20mほどの木が複数倒れるなどの被害があった。教職員や地元造園業者など約25人が広場に散乱した木の枝や幹を細かく切って片づけていた。このあと教職員たちは通学路の点検を行い、安全に登校できるかを確認した。職員たちが登校する際に危険な場所を地図に記録していた。
河野知事はきょう、門川町庵川にあるミニトマトの農業用ハウスを視察した。大量の水が流れ込んでミニトマトの苗を廃棄するなどの影響が出たという。河野知事は生産者から被害の状況を直接聞き取っていた。このあと河野知事は川南町の県道302号線の土砂崩れ現場に移動し、斜面の崩壊の状況などを確認していた。この現場では一時的な保全対策が行われていて、現在道路は片側通行の措置が取られている。知事は県の担当者から今後の工事の予定などを聞いていた。宮崎県・河野知事は「どんどん災害が激甚化・頻発化しているので、道路・河川さまざまな面で強化をしていく必要があると改めて強く感じた」と述べた。
LINEを悪用した投資詐欺の最新手口について。著名人になりすまして投資に関する情報の提供をうたっている広告をクリックするとLINEの友だち登録をするように誘導される。NHK記者がだまされたフリをして1か月以上にわたってなりすましたアカウントとやり取りしてみた。友だち登録をすると投資に関する勉強会と称するグループチャットに追加され、アシスタントを名乗る偽アカウントから個別チャットに追加される。はじめは警戒心を解くようなやり取りが続いたが、2~3週間経った頃から取引用の専用口座開設の誘いが来るようになり、個人情報を登録させて資金を振り込ませようとする動きが出てきた。勉強会のグループチャットには投資で収益が出たという投稿が多くなった。投資詐欺の被害にあった女性は借金までして投資をしてしまい、6000万円余をだまし取られたという。だまされないためにネット広告をうのみにせず、LINEやSNSのDMでやりとりをしない、家族など周囲に相談する。
先月8日に霧島市で大雨特別警報が発表された記録的な大雨からきょうで1か月。霧島市福山町の67歳男性の自宅では近くの川にかかる橋に木々などがたまり、自宅に水や土砂が流入した。男性は家族で避難して無事だったが、自宅に数日間入れなかった。1か月が経った今、家に入り込んだ土砂はほぼ撤去されたが、60年以上暮らした自宅は大きく壊れ住むことができなくなった。男性は自宅を取り壊すことを決め、約1週間前に霧島市から提供された住宅に入居し仕事も再開し、新たな生活の一歩を歩み始めている。男性は「日々1歩1歩進んでいけたら。何かあったたびに対応するしかない」と話した。
金沢市の記録的な大雨から1か月となった。大浦地区では先月7日の記録的な大雨で住宅浸水や道路冠水が相次ぎ、避難所に指定されていた小学校では避難していた12人が一時帰宅できなくなった。こうした事態を受け地区の公民館では住民や市の職員が集まり、当時の被害状況を検証するための初会合が開かれた。地区内の浸水の高さを調べた結果や、冠水し車が動けなくなった地点など具体的な被害の内容を地図に書き込んだ。大浦校下町会連合会・東間会長は「防災計画に反映していきたい」、金沢市危機管理課・中谷課長は「次の防災対策や避難のあり方を検討する取り組みは非常によいと思う」などと述べた。
先月の記録的な大雨で敷地全体が浸水する被害を受けた金沢市八田町の金沢競馬場できのう、レースが再開された。第1レースには多くの人たちがスタンドにつめかけた。
きょうは聴覚障害者が災害の時に使うことを想定して地元の高校生が開発した「SOSカード」について伝える。4人の高校生が2年をかけてつくった。きっかけは社会の課題について考える授業で、「耳が不自由な人がハンデを感じない社会」を実現すること。最初に考えたのは、周囲に気持ちを伝えるツール。聴覚障害を支援する手話通訳士からは「日常生活の中でこのカードを持つとは思えない」という厳しい意見があった。生徒たちは災害時など緊急性の高い時に使うカードへ方向転換をした。専門学校の協力も得て、デザインもブラッシュアップした。生徒たちは当事者にもヒアリングを実施した。試行錯誤を重ねて完成したSOSカードを紹介。いざという時に備えて日頃から持ち歩いてもらおうと日常の困りごとにも対応。大阪市内でお披露目会を開いた。耳が不自由な人からは「私たちが誰かを助けることができるカードが含まれていることがすごくうれしい」などと話した。
取材した藤島記者は「厳しいご意見をいただきながら、本来は1年で終わる授業のところを4人は自主的に集まって制作を続けてきた」、「プロセスが本当にすごく大事なんだと改めて感じた」などとコメントした。「SOSカード」は先月下旬から大阪の東淀川区役所で希望者への配布が始まった。ことし11月にはデフリンピックが開幕するがバスケットボールの試合で対戦相手の国に手渡す話も出ている。
鳥取の観光農園で家族連れなどが梨狩りを楽しんでいる。梨の季節が到来。早生品種の収穫が楽しめる。多いときで1日100人以上が訪れる。甘さが人気の「新甘泉」がまもなく最盛期で、贈答用の収穫が始まっている。観光農園・佐々木広典さんは「美味しい梨が出てくるのでたくさん食べてもらいたい」などとコメントした。
秋篠宮ご夫妻の長男・悠仁さまはきょう、成年式の儀式を終えたことを報告するため三重県の伊勢神宮をモーニング姿で参拝された。悠仁さまはこの後、奈良県を訪れ、神武天皇陵を参拝される予定。
岐阜・大野町では柿の出荷が始まった。早生品種の「西村早生」は“シャキシャキ”とした食感が特徴。岐阜県内で最も早く始まった柿の出荷。選果場には約2トンの柿が持ち込まれ、担当者がキズがないかなどを確認し、大きさや等級別に箱詰めをしていた。JAによると量や大きさは例年並みだという。JAいび川大野営農経済センター・松本所長は「最初にお届けできる柿だと思う」などと述べた。大野町では今月末まで主に関東に出荷され、その後は別品種の柿の出荷が本格化される。
八十二銀行として初のカフェ併設支店が伊那市にオープンした。JR伊那北駅近くで新築・移転した「八十二銀行伊那北支店」では、にぎわいを生み出しさまざまな世代を顧客として取り込もうと大手コーヒーチェーンのカフェが併設されている。客はコーヒーを飲みながらマネープランなどを相談することができる。訪れた人は「ゆったり楽しめると思う」、八十二銀行伊那北支店・林支店長は「カフェに来てついでにご相談いただいたり、しっかりとお客さまのニーズに応えられるような店舗にしていきたい」などとコメントした。
オウム真理教による坂本弁護士一家の殺害事件。長男の遺体は平成7年、大町市の山中で見つかった。遺体がみつかってあさって30年となるのを前にきのう、市内の公園に設けられた慰霊碑に日弁連・渕上玲子会長や同僚だった弁護士など約40人が集まり追悼式が行われた。渕上会長は「卑劣な妨害に屈してはならない」などと訴えた。
神戸市のマンションで女性が刃物で刺され殺害された事件。容疑者は先月20日、神戸市内のマンションのエレベーター内で女性を刺し殺害した疑いがもたれている。これまでの調べに対し容疑者は容疑を一部否認している。被害者の女性と容疑者の接点は確認されていないことから警察が詳しいいきさつを調べている。神戸地方検察庁は容疑者の刑事責任能力を調べるため、きょうから3か月間の鑑定留置を始めた。専門家による精神鑑定などの結果を踏まえ検察は起訴するかどうか判断するものとみられる。
日本酒の原料となる酒米の大幅な値上がりが見込まれる中、県は日本酒づくりを下支えしようと酒造会社に去年の価格から値上がりした分の半額を上限に補助する新たな支援策を導入する方針を固めた。県は今月の定例議会に提出する補正予算案に、この事業に必要な1億円程度を盛り込むことにしている。