日本被団協・田中熙巳さんの演説。田中さんはロシアによるウクライナ侵攻やパレスチナ情勢に触れ、「核のタブーが軽視されていることに悔しさを感じる」などと話した。当時の被害を振り返り、「たとえ戦争であってもこのような傷つけ方をしてはならない」などと話した。日本被団協は1956年に組織され、核兵器廃絶を訴え続けた。しかし日本政府は亡くなった被爆者への償いを未だに行っていないとのこと。田中さんは「核兵器は一発たりとも保有してはならないというのが被爆者の心からの願い」とし、どうすれば核兵器を無くすことができるのか世界中で話し合ってほしいとした。そして「核兵器は人類と共存させてはならないという考えを広げ、核兵器も戦争もない世界を目指していきましょう」などと呼びかけた。