太平洋に浮かぶ島は周囲がおよそ7キロで海底に堆積した地層が隆起してできている。初夏に鵜来島の海に潜ってみると推進7mほどに珊瑚が群生していた。沖を流れる温かな黒潮の影響を受け、およそ120種類もの珊瑚がみられた。珊瑚の周りに群れる色鮮やかな魚はキンギョハナダイで体の色が白っぽいのは雄、オレンジ色は雌である。色とりどりの生きものはイバラカンザシで珊瑚に住み着きプランクトンを捉えている。すぐ横にはニシキカンザシヤドカリがいて2本の触覚に浮遊物を引っ掛け、足を使って器用に食べていた。鵜来島周辺の海には黒潮に加えて瀬戸内海からも潮が流れ込んでいる。2つの潮がぶつかる境目では、大量のプランクトンが発生していた。キビナゴの群れはプランクトンを求めて活発に泳ぎ回る。そうした小魚を狙って海遊魚のイサキうやブリもやって来た。
