ウクライナ情勢について。アメリカ・トランプ政権が発足してから2週間余り。どのような停戦案を示すのか関心が集まっている。14日からドイツでミュンヘン安全保障会議。トランプ政権でウクライナ侵攻の終結に向けた担当特使を務めるケロッグ氏が出席する予定。ブルームバーグは5日、トランプ政権が停戦案を各国に示す見通しだと報じたが、ケロッグ氏は否定した。そのうえで「ヨーロッパ各国と協議を行い、そこでの議論を大統領に持ち帰る」と述べて国際会議の場で関係国と協議し、案のとりまとめを進める考えを示している。また、ウクライナの公共放送などによると、ケロッグ特使はドイツでの会議のあと今月20日には首都キーウを訪れる予定でゼレンスキー大統領とも会談する見込みだという。ケロッグ特使は「最初に停戦案を示すのは自分ではなく大統領だ」としている。