エッフェル塔の南側には1万人以上を集める競技会場が建てられている。エッフェル塔のお膝元で建設が進むスタジアムではビーチバレーが行われる。コンコルド広場ではブレイキンなどアーバンスポーツが実施される。32競技329種目でメダルを競うパリ五輪。フランスの歴史や文化を伝える名所がその舞台となる。今大会の狙いの1つが文化とスポーツの融合。ベルサイユ宮殿では馬術が行われる。大会の準備とともに行われているのが宮殿の価値を高める取り組み。大会後にも人が呼び込めるようにしている。
一方、課題となるのが巨額の開催費用や跡地利用。組織委員会は大会後も見据え、経費削減を図っている。今年2月に完成したアリーナはバドミントンと新体操の会場となる。収容人数は8000人。コンサートやショーなど普段から利用し易い規模にした。今大会で新たに建設されたのは2カ所で東京大会の7カ所に比べ少なく、新規の建設費は約7分の1。既存の施設と仮設の施設で95%を行うなどコスト圧縮している。パリ五輪は観客を入れての開催。インフレや建設資材の高騰など開催費用を押し上げる懸念もある。新たなオリンピック像の試金石となるのか、パリ五輪まであと100日。
一方、課題となるのが巨額の開催費用や跡地利用。組織委員会は大会後も見据え、経費削減を図っている。今年2月に完成したアリーナはバドミントンと新体操の会場となる。収容人数は8000人。コンサートやショーなど普段から利用し易い規模にした。今大会で新たに建設されたのは2カ所で東京大会の7カ所に比べ少なく、新規の建設費は約7分の1。既存の施設と仮設の施設で95%を行うなどコスト圧縮している。パリ五輪は観客を入れての開催。インフレや建設資材の高騰など開催費用を押し上げる懸念もある。新たなオリンピック像の試金石となるのか、パリ五輪まであと100日。