中国資本を受け入れてきたカンボジアでは政府が詐欺対策チームを発足させた。詐欺に関わったとして、中国人、ベトナム人など4300人以上が逮捕されている。日本人の関与も相次いでいるといい、日本人コミュニティがあるプノンペンで取材を進めた。飲食店を経営する男性が匿名を条件に取材に応じ、日本人の紹介を持ちかけられたという。メールによると報酬として3000~4000ドルを提示されたが、男性は応じなかった。その後、取材班は身分を偽り、笵という60代の中国人女性と接触。日本人のかけ子を募集しているが人材が不足しているという。女性は「一度、詐欺拠点のなかを案内してやる」と持ちかけた。
