前原氏の離党について、国会記者会館の政治部の阿部野党キャップに聞く。前原氏の中で玉木代表への2つの不満が爆発した形。1つ目は、政府与党との連携を排除しない玉木路線への不満。8月に代表選挙を戦いBSプライムニュースに出演した際、2人は目も合わさずバチバチだった。路線争いの始まりは去年3月、玉木代表はトリガー条項の発動を求め政府の予算案に賛成した。昨日の補正予算にも賛成し、前原氏のスタンスと乖離していた。2つ目は選挙方針への不満。前原氏は、自民党に対峙する野党結集を掲げてきたが、4月の千葉5区補欠選挙では、野党がまとまらず候補が乱立し自民党が勝利。「自分が代表だったら野党候補を一本化して勝てた」と不満をにじませるなどの出来事もあった。前原氏は立憲・維新との関係構築を目指すが、野党の数がまた増えるので、野党結集のメインキャストとなれるのか注目される。