栃木県猟友会・小堀大助さんに解説してもらう。駆除時の服装は、隠れていても猟友会のメンバーが分かるようにオレンジなど目立つ色のベストや帽子などを被っているとのこと。小堀さんは、クマが襲ってきた現場に遭遇したことはないが、襲われて負傷して生死を彷徨った人の話を詳しく聴取したことはあるとのこと。今週木曜日から、警察官によるライフル銃を用いた駆除対応の新たな運用が始まる。この運用は、クマが人の生活圏に出没したときに、ハンターが間に合わないときに行われる。チームは4人編成で、銃をもった2人の機動隊員と指揮官と調整役で構成され、1県あたり2チームが設置される。ハンターは10年の経験でライフルを所持するが、警察官は1週間の準備期間だという。小堀さんは「1週間程度の準備期間で果たしてできるものかどうなのかが、疑問の残るところであります。」などとコメント。現在の緊急銃猟では、クマとの距離は50m以内、場合によっては30mだという。小堀さんは現状について、そもそも狩猟圧が足りていないという。以前はハンターが山で狩猟して「人間は怖い」を圧力をかけて、住む場所の線引きをしていた。しかし、現在はハンター不足で狩猟機会が減って圧力が弱いという。ハンター不足の側面について。報奨制度で、クマ1頭で報奨が8000円(地域により異なる)で、ガソリン・銃弾は自費だと伝えられた。
