水俣病の患者の女性が、ベトナム戦争の枯れ葉剤の影響とされる障害で体が繋がったまま生まれた「ベトちゃん、ドクちゃん」の弟などと面会するため、きょう現地に向けて出発した。ベトナムを訪問するのは、母親の胎内で水銀の被害を受けて生まれた水俣病の胎児性患者・坂本しのぶさん。ベトナム南部のホーチミン市を訪れた。坂本さんは枯れ葉剤の被害者支援のため募金活動に取り組み、1987年にホーチミン市などを訪れて「ベトちゃん、ドクちゃん」などと面会しており、今回38年ぶりの訪問となる。今月25日にかけて滞在して、枯葉剤の健康被害の究明などに取り組んできた医師とも面会する予定。坂本さんはきょう午前、支援者や医師らとともに福岡空港を出発した。今回の訪問で「水銀と枯れ葉剤という化学物質による被害の体験を共有し、こうした被害をなくすために今後の講話などの活動に生かしていきたい」としている。
