ベルリン・フィルハーモニーはドイツ・ベルリンに拠点を持つオーケストラ。1882年に創設された。ヘルベルト・フォン・カラヤンは30年余り首席指揮者を務めた。超一流の演奏家集団。他のオーケストラと違い、楽団員が指揮者の決定権を持つ。マネージャーからメールでベルリン・フィルの指揮者に決まったことを知られたそう。オファーは本番の1年半前。1番大事なのは、初日のリハーサル。第一印象で決まる場合が多いという。6月10日、リハーサル初日の様子を映像で見せてもらった。コンサートマスターのノア・ベンディックス・バルグリーさんは「どういう音楽であるべきか、山田さんは明確なアイデアを持っています。それが演奏にあらわれないとすぐに分奏で修正する。その手腕は鮮やかでした」と話す。山田さんは、作戦を練っても相手がどう出てくるか分からないから出たとこ勝負で、自分がこうしたい思いを強すぎないように努力したという。記事では大絶賛で、山田さんは特に「まるで山田とフィルハーモニーの団員たちが、以前から親しくしていたかのように感じられるほどだ」という言葉が特に嬉しかったと語る。山田さんのデビュー公演の模様はクラシック音楽館で今夜放送。
