有機化合物の「PFOS」と「PFOA」は国内では2021年までに原則輸入や製造などが禁止されている。古い泡消火剤に含まれているケースが多く、外部に漏れだすおそれがあるとして、今年度から泡消火剤に取り替えに必要な費用の一部について補助を始めた。東京都によると1年間で補助の申請は、想定を下回る数件にとどまった。一方、交換に関する問い合わせは100件以上寄せられている。都は「古い泡消火剤に有害性が指摘される物質含有への理解は進んでいるものの、交換する義務がないことで取り替えまでには至っていない」としている。都は新年度もこの取り組みを続けるとしていて「古い泡消火剤が漏れるリスクを周知するなどし取り替えを進めたい」考え。