モンゴルを公式訪問していた天皇皇后両陛下が帰国された。日本時間のきのう午後1時半頃、8日間の公式訪問を終え、チンギス・ハーン国際空港を政府専用機で出発された。天皇陛下は、二人でモンゴルの歴史、伝統文化、自然などを見ることができ、「とてもうれしかった」などと述べられた。歴代天皇で初めてとなるモンゴル公式訪問で両陛下は、歓迎式典や大統領夫妻との会見に臨み、友好親善を深められた。晩餐会では陛下自らビオラを演奏し、馬頭琴の楽団と共演すると、モンゴルの人たちから大きな喝采を受けられた。戦後80年の節目にあたり、モンゴルに抑留され亡くなった日本人の慰霊を天皇として初めて行われた。学校などを訪れ若い世代との交流も積極的に進めた他、モンゴルの国民的なスポーツの祭典「ナーダム」では温かい歓迎の輪に進んで入られた。両陛下はきのう午後6時前、羽田空港に到着された。秋篠宮ご夫妻から出迎えを受けると、にこやかに言葉をかわされた。