ニューデリーから中継。攻撃によって命を落としたり、解雇されてこれまでの生活を変えざるを得ないなどイラン情勢はインドの人たちに大きな影響を与えている。インド政府は帰国した労働者に対し生活支援を行っているほか、経済的な救済措置を検討している。インド国内では十分な雇用の受け皿がなく、帰国した労働者の支援は大きな課題になっている。インドはサービス業や農業が主要産業で、多くの雇用が見込める製造業が不十分に育っていないとされている。海外に新たなチャンスを求めて出稼ぎに行く人が多く、インドへの外貨送金額は近年増えている。イラン情勢を受けて100万人近くが失業や休業を強いられている。インドはエネルギーの多くを中東に依存しているが、ホルムズ海峡の事実上の封鎖でエネルギー供給が滞り、一部の製造業で工場の停止を余儀なくされ失業者を出す事態にもなった。インド政府はエネルギー調達先の多様化や石油備蓄システムを強化して対応にあたっている。インドは独立して100年となる2047年までに先進国入りを目指していて、足元の国内経済の安定、エネルギー安全保障の確保が急務となっている。
