米国・トランプ次期大統領は15日、新政権におけるホワイトハウスの報道官に、キャロラインレビット氏を起用すると明らかにした。レビット氏は大統領選挙でトランプ陣営の広報を担当していた27歳の女性で、米国メディアによると、史上最年少の報道官となるという。トランプ氏は、新政権の重要ポストの人事を次々と発表しているが、このうち国防長官への起用が発表された元軍人のヘグセス氏について、複数のメディアが、過去に性的暴行の訴えで警察の捜査を受けていたと報じている。また、司法長官への起用が発表されたゲーツ前下院議員は、未成年の女性に金銭を支払って性的な関係を持った疑いなどで、当局の捜査を受けたことがある。いずれも疑惑を否定しているが、2人はこれまでトランプ氏を支持する姿勢を鮮明にしてきたことから、米国メディアは「トランプ氏が重要ポストを自身に近い人物で固めようとしている」として、人選を疑問視する見方も広がっている。