トランプ大統領が発表した相互関税が今、世界を巻き込み混乱を生み出している。中でも最も高い相互関税を課せられたのがアフリカ大陸南部の世界最貧国の1つと言われるレソト。レソトの主要産業は繊維業と農業。工場ではアメリカの有名ジーンズを生産していた。レソトの繊維企業のうち約42%がアメリカへ輸出しているという。その輸出先のアメリカから50%の相互関税を課され、国を揺るがす事態になっているという。また、高い関税は中国にもかけようとし、報復の連鎖が激化している。中国からの輸入品の関税はこれまで引き上げてきた関税をあわせ104%に達するという。トランプ大統領の相互関税はスティーブン・ミラン氏の論文に影響を受けているという。そこでは相互関税の先で取るべき政策も論じられているとのこと。