トランプ大統領はゼレンスキー大統領との会談で「”安全の保証”についてウクライナに多くの支援が提供される」「領土交換の可能性も議論する必要がある」などと議論を交わし、プーチン氏を交えた会談についても「順調に進めば3者会談を開催できる」などと話した。ドイツ・メルツ首相は「2週間以内に行われる」と見通しを示している。またゼレンスキー氏は「プーチン大統領から首脳会談の提案があった」と話したが、一部の専門家は「ロシア側から提案した形をとることで和平へ前向きな姿勢を国際社会に示し、交渉で主導権を握る狙いがある」との見方を示している。ロシアの狙いは「”掌握地域”の現状をウクライナに事実上認めさせる」「ウクライナのNATO加盟を阻止」。領土譲渡についてゼレンスキー氏は具体的線引きなど明らかにしていないが、領土引き渡しはウクライナ憲法で禁止されているため交渉難航が予想される。トランプ氏はロシアを刺激せず3者会談を開催することが最大の目標。