アメリカのヘグセス国防長官は、アメリカ軍が東太平洋の公海上で“麻薬密売船”4隻を攻撃し乗組員14人を殺害したと明らかにした。トランプ政権は国内への薬物流入を防ぐためとして、今年8月から南米ベネズエラを拠点とする麻薬組織を標的に「麻薬運搬船」とみなした船への攻撃を開始した。こうした攻撃は9月以降だけでも少なくとも13回にのぼり、57人が殺害されたという。密輸の容疑をかけた船舶に対し刑事司法的な手続きを経ないまま軍事力で破壊し乗組員を皆殺しにする手法には、国内からも合法性を疑問視する声が上がっている。三牧聖子は「多くの疑問、批判が上がっている。さらにベネズエラに対する軍の展開も進んでいて、政権転換という言葉まで飛び交っている。米国の裏庭と呼ばれたラテンアメリカで、極めて伝統的な介入主義をやろうとしているのではという懸念が高まっている」などと語った。
