ことしは新たに5人がMLBでプレーするために海をわたった。大きな注目を集めたのが、ドジャースとマイナー契約をした佐々木朗希。これでドジャース3人の日本選手が所属することになる。そして、オリオールズでプレーする35歳のベテラン・菅野智之投手。昨シーズン、巨人で最多勝と最高勝率の2冠に輝き、3回目のMVPも受賞した。移籍したオリオールズは昨シーズン、ワイルドカードでプレーオフに進出したが、ワールドシリーズからは40年以上遠ざかっている。同じ地区には、去年、リーグ優勝のヤンキースがいる。ホームラン58本を打ったジャッジ選手を持ち味の投球術でどう抑えるのか、注目される。そして期待の若手もいる。18歳で海を渡る森井翔太郎は高校から直接、アスレティックスとマイナー契約を結んだ。投げては最速153キロの速球、打っては高校通算45本のホームランと二刀流の逸材として期待されている。ちなみに森井の高校は桐朋高校という進学校で、1年に東京大学に10人以上進学するような野球の強豪校ではない進学校からの挑戦ということになる。