9月初めの土曜日、お昼から撮影開始。酒場にはすでに結構お客さんが入っていた。テレビにはレースの中継映像が流れていた。何かを書いている男性がいた。何を買おうか考えているのだという。酒場備え付けの用紙に記入して、舟券を購入することができる。場内ではレースを見ながらお酒を楽しむことができないため、ここに集まるのだという。カウンターにはお手頃価格のたくさんのお惣菜が並んでいた。女性のお客さんに声をかけた。6月頃から来るようになったが、ボートレースには興味がなく、飲み目的だという。子ども連れのご家族もいた。一杯200円で日本酒が注がれる自販機も置かれている。自販機でお酒を購入した男性の連れの男性が当選した模様。バンザイをして喜んだ。彼らは宮崎から来た模様。俗に言う「旅打ち」とのこと。先ほどのボートレースに興味がない女性を、78歳の男性がナンパしていた。この男性が場内にレースを観に行くというので、ついていった。男性が買ったのは手堅く本命の舟券。コーナーでのコース取りが勝負を分ける。結果はハズレ。男性は舟券を捨て、無言でレース場を後にした。夕方5時前、酒場にはニュージーランド出身の常連の男性がいた。たくさん買ったが、ダメダメだったという。ニュージーランドにいた頃は経験はなかったが、妻(日本人)の父親がボートレースの先生で、やり方を教わったとのこと。夕方6時前、すべてのレースが終了し、酒場も店じまいした。