イラン情勢をうけ、各国が原油価格上昇による影響に喘ぐ中、EU・コスタ大統領が演説で話した「唯一の勝者はロシアだ」という発言が注目を集めている。ロシアによるウクライナ侵攻をうけて欧米は、ロシア産原油の取引に制裁を科し、ロシア経済に打撃を与えてきた。しかし5日ベッセント財務長官は、インドに対しロシア産原油の一部について30日間に限り購入を認めると表明。さらにトランプ大統領は一部国に科している原油関係の制裁を一時的に解除する考えを示した。ロシアにとっては歳入増加が見込まれ、戦費調達にあてるなどとともに侵攻の継続を後押しすることとなる。プーチン大統領は中東情勢に協力的な姿勢を示し、トランプ大統領との関係強化と中東地域での影響力拡大が狙いとみられている。
