ドジャースvsナショナルズが、日本時間のけさ5時過ぎから始まった。大谷翔平選手がピッチャー復帰2戦目の先発マウンドに上がった。先週、ドジャース6-3パドレス。663日ぶりに二刀流で復帰、ピッチャーでは剛速球を連発。161キロをマークするとスタジアムがどよめいた。バッターでは同点となるタイムリー2塁打を放つなど2安打2打点と投打で躍動。ロバーツ監督は「投手の時は感情を表に出すことが多い」などと述べた。その後の試合でボールが大谷選手の右肩に直撃し、苦悶の表情を見せた。パドレスとの4連戦では8個のデッドボールが飛び交う大荒れの試合になった。1戦目、ドジャースのアンディ・パヘス選手に投じた一球が直撃し、パヘス選手が激怒。2戦目には大谷選手の右太もも付近に直撃。大事には至らなかったが、両軍デッドボールの応酬となる。4戦目、パドレスのタティスJr.選手の左手首付近に直撃するとヒートアップした両軍の監督が飛び出し、一触即発の乱闘騒ぎに発展。両監督に退場処分が下された。最終回、大谷選手に2度目のデッドボール。報復死球とも取られかねない中、左手を上げ、荒ぶるチームメイトを抑えるような仕草を見せるとチームメイトたちはベンチに踏みとどまる。さらに大谷選手は相手ベンチへ近づくと、笑顔でコミュニケーションを取った。その後、相手選手と握手を交わし、この振る舞いにスタジアム全体が和やかなムードに包まれた。