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「マクロ経済スライド」 のテレビ露出情報

年金制度が持続可能かを5年に一度点検する“年金の定期健康診断”ともいわれている財政検証。モデル世帯の年金が現役世代男性の平均手取り収入の何%にあたるかを示す“所得代替率”が50%というのが健康の目安。今年度の所得代替率は61.2%だった。経済がマイナス成長でなければ所得代替率50%を維持できるとされた。
2019年財政検証では6つのケースを想定。日本経済新聞によると将来の所得代替率最高でも51.9%。今回の横ばいに近いケースで50%を割り込む想定。林官房長官は「将来にわたって所得代替率50%確保できることが確認された。今後100年間の公的年金制度の持続可能性が確保されている」という。田中さんは「今回の検証結果は楽観的。絶妙な数字」と指摘した。石山さんは国民負担率について話し、結城さんは「所得代替率の基準のモデル世帯が狭い」と述べた。田中さんは「世界では所得代替率を単身で比較。片働き前提の所得代替率は日本だけ」と説明した。玉川さんは「甘い。政府も国民も抜本的に改めないといけない」と話した。
年金が改善した要因は、高齢者や女性の労働参加が増えたことで年金の保険料収入が増加。2001年度以降の累積収益額の紹介。直近5年間の運用収益は2019年時点想定の6倍。積立金の運用が好調。合計特殊出生率は2023年過去最低1.20だが、将来の出生率1.36で計算。実質賃金は今年5月マイナス1.4%だが、将来の実質賃金上昇率年換算プラス0.5%。立憲民主党・長妻さんは「楽観的過ぎる」という。田中さんは「積立金はあてにできない。年金給付にはつかえないと思う」と指摘した。玉川さんは韓国、ヨーロッパについて話し、「実質賃金の根拠がない」と述べた。
国民年金保険料の納付期間を40年間を45年間にし、給付額も増えるという5年延長案を見送った。日経新聞によると、3日社会保障審議会年金部会で厚労省・当時年金局長は「批判を一掃できているとは言えない。苦渋の判断」と述べた。田中さんは「官邸から負担増は許されないと言われたと読み取れる。国民年金を満額払っている人は半分もいない。国民年金だけの人にとっては延長しても意味はない」という。財政検証最悪のシナリオの紹介。国民年金2万1000円減る。35年後の国民年金の積立金は2059年枯渇。田中さんは「最悪のケースになった場合でもマクロ経済スライドが働けば年金制度は維持。但し、国民年金が削られ、高齢者の貧困が増える」「生活保護が増える」と指摘した。
年金生活をしている65歳以上夫婦無職世帯では月4万円赤字。80歳女性、80歳男性、85歳男性、87歳男性のコメント。田中さんは「高齢者は生活保護。若い人は長く働く。セーフティネットをつくる」と話した。モデル世帯を変えるべき。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年7月21日放送 9:00 - 10:00 NHK総合
日曜討論(日曜討論)
年金制度の課題の1つが基礎年金の給付水準の低下。基礎年金の2024年度の給付水準は、夫婦満額で月13万4000円。今回の財政検証では、2057年度は10万7000円になると試算された。駒村氏は「現役世代の生活レベルに対し相対的なもの。マクロ経済スライドによって代替率は下がっていく。今後、基礎年金だけの人は減っていく。適用拡大で厚生年金に入る人も増える。ただ基[…続きを読む]

2024年7月8日放送 13:55 - 15:50 日本テレビ
情報ライブ ミヤネ屋(特集)
経済評論家・加谷桂一のリモート解説。政府によるモデル世帯=夫・40年間平均的な収入で厚生年金に加入&妻・専業主婦で国民年金のみ。政府は年金受給額を試算、33年後に年18万円減少するという。マクロ経済スライドによる調整のため実質目減り。マクロ経済スライドは年金の減額制度といって差し支えない。約30年後、団塊&団塊ジュニア世代が後期高齢者になり現役世代の負担がピ[…続きを読む]

2024年6月23日放送 12:00 - 12:55 テレビ朝日
ビートたけしのTVタックル(ビートたけしのTVタックル)
泉氏は庶民に思い切って分配すべきとし、「食料品、生活必需品は消費税ゼロにすべき」などと主張。斎藤氏も「お金儲けの努力をしないで膨れ上がった富裕層が大勢いる」などと話した。泉氏は明石市長時代に18歳までの医療費や第2子以降の保育料を無償化して庶民の手元に残るお金を増やす政策を行った結果、市内の商店街の利益が伸びたという事例を紹介して「庶民がお金を使えば経済が回[…続きを読む]

2024年6月5日放送 8:00 - 9:50 フジテレビ
めざまし8News わかるまで解説
公的年金の支給額、昨年度より2.7%増額。国民年金は、1750円あがって6万8000円。厚生年金は、2501円あがって9万4483円。引き上げの要因は、物価、賃金。賃金が上がるほど現役世代の保険料負担増。現役世代の負担を減らすために発動されたのが、マクロ経済スライド。マクロ経済スライドは、社会情勢に合わせて現役世代の人口減少や平均余命の伸びなどを鑑みて、現役[…続きを読む]

2024年5月11日放送 20:00 - 20:54 テレビ朝日
池上彰のニュースそうだったのか!!(池上彰のニュースそうだったのか!!)
2024年問題で運転手の待遇改善などがあり、配送料や運賃が値上げになった。来月からは電気・ガス料金も値上がり。これまでは補助金で値上がりを抑えていたが6月から半額にし、7月には補助金が終了する。去年は名目賃金が1.2%あがったが消費者物価指数が3.8%上がったため実質賃金は-2.5%となった。マクロ経済スライドは年金の支給額を賃金や物価の上昇よりも低く抑える[…続きを読む]

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