プノンペンの奇跡以降、北九州の水道局の活動は世界各地に広がった。ベトナムやエチオピアなど劣悪な水環境に苦しむ国々に水道技術を伝え続けている。水道公社を率いたエク・ソンチャンはその功績がたたえられアジア版ノーベル賞といわれるラモン・マグサイサイ賞を受賞した。今、カンボジア全土で水道技術者が育っている。教えているのはプロジェクトで学んだペン・ティ。当時から続く日本の習慣がある。朝礼。互いの目を見て連帯する大切さを国境を越えたあのプロジェクトで学んだ。命の水は今日も笑顔を運んでいる。
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