『若女将はアメリカ出身！老舗うなぎ屋ひと夏の奮闘』。東京・八王子市の志乃ざきは人気うなぎ店だ。3代目店主の篠崎賢治さんらが厨房をとりしきっている。名物若女将はアメリカ出身の篠崎クリスティンさんだ。クリスティンさんはアメリカ・マサチューセッツ州で生まれた。マサチューセッツ大学で経済学を学んだ後、語学留学の為、来日した際に賢治さんと出会い、交際がスタートした。その後、東京の外資系企業に就職した。先代は結婚に反対していたのだという。クリスティンさんはうなぎに触れない。さらに、うなぎを食べられないのだという。努力してうなぎ嫌いを克服し、先代に結婚を認めてもらった。その後、先代は他界した。その為、客離れが起きた。しかし、クリスティンさんは持ち前の明るさで賢治さんを支えた。クリスティンさんは家で家族と英語で会話している。家ではアメリカ文化を大切にし、店では日本文化を愛している。
今年7月、クリスティンさんを訪ねた。賢斗君は現在、アメリカの大学に留学中だ。慈英久君は高校2年生になった。慈英久君の誕生日を家族で祝った。慈英久君は昔、うなぎ屋になりたいと考えていたが、今もその夢は変わらないのだという。お父さんに憧れているのだという。また、賢斗君は経営者として店を支えたいのだという。土用の丑の日。この日、八王子駅構内にも出店した。一家総出で働く予定だったが、クリスティンさんは2日前に急病で緊急入院してしまった。しかし、2人の息子が活躍した。この日、特製うな玉丼やひつまぶしを販売した。容器はスチーム容器になっているが、これはクリスティンさんのアイデアだ。息子達が奮闘した為、土用丑の日は大盛況となった。クリスティンさんはこの夏、大人の職場体験というイベントを開催する。クリスティンさんは着物で店に立つ。この日、賢斗君も手伝う。午後7時。お客さんが集まり職場体験が集まった。目玉はうなぎのつかみ取りだ。つかみ取りに挑戦したお客さんは絶叫した。職場体験は盛り上がった。クリスティンさんは家族の時間を大切にしてきた。この日、山梨県の古民家で家族旅行を行った。流しそうめんやかき氷を楽しんだ。クリスティンさん達は子供達の為に週休2日に変えたのだという。