婚活アプリで婚約者と出会った20代の会社員の女性は「社会人になって出会いがあまりなくて、友達がやっていたのに感化されて始めてみようと思ってアプリを入れた。最初はイタリアンのお店に行って、2回目で付き合いました。マッチングしてから2~3週間で付き合ったと思う。ビビッと…あっちがきていました。もう婚約していて、来年2月ごろに結婚式を挙げる予定。界隈が違う人に出会えるのがアプリの良いところ」と話す。多くのアプリには顔写真と併せてプロフィール・メッセージが書かれているため、事前に相手のことが少し分かる。利用の理由に多くの人が挙げていたのが「効率的」ということ。相手のことをある程度知った状態で出会えることから、効率が良いという。その効率化をさらにアップさせるため、2つの婚活アプリを使って結婚相手と出会ったという女性もいた。そんな婚活アプリでは、プロフィール・メッセージ・写真などそれぞれの使い方のこだわりも見えてきた。アプリ上で相手が見ることになる自己紹介。自分お印象を身近な人に客観的に見てもらうことで、実際に相手に会ったときのギャップも少ないという。利用者が増える一方、東京都は婚活アプリでのトラブルの事例も掲載している。アプリを通じて出会った人から投資を勧められたり、高額な飲食代を請求されるなどの被害がここ数年で急増しているという。多くの婚活アプリにはメッセージのやり取り以外にアプリ上で短い時間だけ利用できる通話機能もある。実際に相手と直接やり取りすることもでき、自分の印象と異ならないか確認しているという人も。東京都ではHPで利用する婚活アプリについて、「登録時の身分証確認があるのか」「24時間の監視体制があるのか」「通報・ブロック機能があるのか」などを利用時に確認するよう掲載している。