着るだけで防虫効果がある衣類が開発されたという。岐阜大学発のスタートアップ・ファイバークレーズによる技術となっていて、まずは繊維に特殊技術で均一にナノレベルの傷をついていくことが大切なのだといい、ここに防虫剤を染み込ませて加熱することで防虫剤の成分を衣類の中に閉じ込めることが可能なのだという。防虫剤を染み込ませていない生地の蚊は元気な姿を見せていたが、この技術を活用した場合は刺さずに虫が飛んでいく様子が見られた。雨や洗濯の影響も受けにくいといい、デング熱やマラリアの課題解決に向けてマレーシアの機関とも共同研究を進めている。冷感成分のある記事を作ることも可能と見られ、スマートフォンの覗き見を防ぐ技術から発想を得たのだといい、今後は岐阜県内の繊維メーカーと量産に向けた計画を立てている。