中国・習近平国家主席の5年ぶりのヨーロッパ訪問。訪問先はフランス、セルビア、ハンガリーの3か国で、フランスのマクロン大統領、EUのフォンデアライエン委員長との3者会談が始まった。会談では貿易などについて意見交換する見通し。一方、中国との対立が続くアメリカはきょう南シナ海に面したフィリピンの海岸で合同軍事演習を行った。習主席とマクロン大統領の首脳会談ではウクライナや中東を巡る情勢などを協議する見通し。ヨーロッパとの関係強化を図る中国。先月にはドイツのショルツ首相との間で経済などの分野で協力関係を強化することを確認し、3月にはオランダのルッテ首相とも会談。今回、習主席はフランスのあとは巨大経済圏構想、一帯一路を通じて関係を強めるセルビアとハンガリーを訪れる。習主席は訪問を前に一帯一路の物流拠点を視察していて、セルビアとハンガリーでは一帯一路を通じた協力の成果を確認するという。