半導体の需要が世界で拡大する中、マレーシア政府は先月、国内の半導体産業の育成に向けた新たな国家戦略を打ち出した。マレーシアは1970年以降、海外の半導体メーカーが数多く集積し“東洋のシリコンバレー”ともいわれてきた。ただ現状では半導体の製造工程のうち製品の組み立てなど労働集約型の分野に留まっている。このためマレーシア政府は8300億円を投じ、AI向けの半導体に欠かせない特殊な工程など付加価値の高い先端分野で海外メーカーの誘致や6万人の技術者育成などに注力。国内の半導体産業の高度化を目指す方針。
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