日産自動車は今月、EVリーフの新型モデルを発表した。西潟茜子氏の解説。経営不振が続く日産だが、5月に経営再建計画を公表してから国内で初めて発売する新型車になる。新型モデルは1回のフル充電で走ることができる最大距離は従来の約1.5倍にあたる702キロに。モーター音や振動も大幅に減少。ただ、価格は従来よりも約6万円安い設定になっている。コストを下げるため、他の車でも共通して使っている部品を使用するなどして工夫したということ。EV市場では他メーカーでも同様の動きが広がっていて、テスラは主力モデルで従来より1割ほど価格を引き下げた車を発表。トヨタも今月発表した主力のEVのSUVの価格は従来よりも50~70万円ほど安い価格設定に。中国のBYDも販促キャンペーンを実施している。背景にはEV市場が価格を安くしないと売れにくい状況になっていることがある。日産が今回発表した新型リーフは世界展開を目指す戦略車と位置づけられている。日本では17日から販売が始まる予定。専門家は「いかに価格競争に巻き込まれないようにするか、戦略を考えていく必要がある」と指摘している。
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URL: http://www.marklines.com/
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