トランプ大統領は29日、就任から100日の節目に合わせて演説を行った。支持者を前に約90分にわたり、 「関税政策により雇用を取り戻した」「不法移民流入を終わらせた」などと自画自賛。トランプ氏は政権発足直後から矢継ぎ早に公約を実行したことで支持者などから一定の支持はえている。しかし、成果を急ぐあまり大統領令を連発し、裁判所の判断にも従わないその強引な手法に懸念が高まっている。また、関税政策による市場の混乱やインフレへの不安の高まりからトランプ氏の強みとされてきた経済政策への支持率が下落している。外交でもウクライナやパレスチナでの停戦交渉に行き詰まり政権への評価には陰りが見えている。