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全国の男女304人にアンケートを実施し人生について理由のない焦りや落ち着かない感覚あるかという質問にあると答えた人が135人。うち30代半ばから50代をみると72人。精神科医は「ミッドライフ・クライシスと呼ばれるメンタルヘルス上の課題がやってくる」と話した。ミッドライフ・クライシスは通称第二の思春期で中高年の約8割が経験することもある。
ミッドライフ・クライシスの3大要因は健康・キャリア・家庭環境。精神科医は「ミッドライフ・クライシスには中年期に起こる様々な身体的・社会的・心理的変化が複合的に影響。変化に対応したライフコースに移ることができないと精神的に不安定になる」と話した。
妻と娘の4人暮らしのAさんは40代なかばから仕事への不安感が増していきミッドライフ・クライシスになった。5年前事態が悪化しうつ病になり約1年半休職し療養した。うつ病の患者数は40～50代の増加が顕著。精神科医は「ミッドライフ・クライシスは様々な精神疾患のきっかけになりやすい」と話した。
ミッドライフ・クライシスのチェック項目は8つあり4つ以上当てはまったらミッドライフ・クライシスの可能性あり。精神疾患は「社会的立場や心身の変化を5～10年後に受け入れられるよう下準備する意識で行動していくことが大切」と話した。