今が旬の高級魚・ミナミマグロの価格が下がり、お買い得になっている。「魚彩 河岸の市店」西尾文範店長は「この年末に比べると2割下がっている」などと話した。例年のミナミマグロは通常3000円ほどだが、昨日は1737円と4割以上もお得になっている。扇寿司・笈川精一郎さんは「味が濃厚で脂が強い。ミナミマグロの味に慣れると本マグロの脂が物足りない」などと話した。日本かつお・まぐろ漁業協同組合によるとコロナ禍が明けて輸入マグロが増加、日本の漁獲枠が増加傾向にあり国内の供給量が増えている。しかし、ミナミマグロは知名度が低く需要が多くない。さらに冷凍で長い期間の保存が効くため在庫が増加していることで価格が下がっているという。松尾秀利専務は「日本船がとってくるマグロも非常に厳しい状況なので、広げていただけるとありがたい」などと話した。