輸入米の増加の影響について解説。現行の制度として無関税で輸入されている「ミニマムアクセス米」があり、年間約77万トンが輸入されている。用途は主食用が10万トンで、残りは飼料用などとなっている。智田解説副委員長によるとこの制度のアメリカ産の枠増加などの案が考えられるが、これを関税交渉のカードに使う事が想定されるという。コメの平均販売価格は5キロで4217円(4月7日~13日)で、カルローズ米の価格は埼玉の米店で5キロあたり3985円などと平均よりも安価。アメリカ産の輸入が増えた場合の影響について智田解説副委員長は「割安に購入できるチャンスが増えることが想定され、店頭価格全体の引き下げへ働き消費者にメリットになる可能性もある」などと指摘している。国産の米と比べカルローズ米は細長くて粒が大きく、パラパラしているが味はほぼ同じだという。政府内にはコメで対策しないと交渉は終われないという声がある一方、江藤農水相は日本のコメの生産が減少する」などと慎重な姿勢。