香港の美術館「M+」では家具やファッションなど多様なデザインを展示している。日本のデザインに幅広く見られる特徴は、職人の手仕事が大事な役割を果たしていることだという。手仕事を大切にしてきた日本で育まれた伝統的な遊びである折り紙も最先端の研究に生かされ始めている。スタンフォード大学のアリア氏は探査機のデザインを考えるときに折り紙を使っている。2023年にミラノで開かれたデザインの祭典では折り紙に着想を得た日本のジャケットが話題を集めた。通常は体の形に合わせて裁断し縫い合わせるため、体型に合わせていくつものサイズを作る必要がある。この服は1つのサイズをどんな体型の人でも着ることができるデザイン。生み出した宮前氏は、チームの新人に入社後2年間折り紙をするよう指示している。
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