ドイツとオーストリアの国境近くにあるザルツブルクは古くから交通の要所だった。川を挟んだ東西が世界遺産エリア。標高2000mを超える山々が連なるアルプスに抱かれた街の景色は心を和ませる。歴史地区は美しさや文化を求めて古くから多くの人が訪れてきた名勝地。川の西側のシンボルはホーエンザルツブルク城。川を渡った東側にはミラベル宮殿がある。観光客で賑わっている通りはゲトライデガッセ。その一角にモーツァルトの生家がある。現在は博物館になっているが子どもの頃に弾いたバイオリンなどが展示されている。モーツァルトを産んだ街であることが世界遺産の登録に関係している。父親が宮廷音楽家だったこともありモーツァルトはザルツブルク大聖堂の宮廷オルガン奏者になった。現在のオルガン奏者の1人はフィリップさん。フィリップさんが学んだモーツァルテウム大学は歴史地区の中にある。若い学生の憧れの存在はもちろんモーツァルト。モーツァルトが音楽と街を結びつける象徴となっていることが世界遺産に登録された理由の1つである。
