今回の米国港湾関係の労働者によるストライキは長期化が懸念されている。ビジネスウィークリーによると、全米商工会議所はバイデン大統領に対し大統領権限を使って港湾関係者のストライキを回避をするよう求めてきたという。米国自動車団体は「ストが長期化すれば自動車の供給網を弱体化させる」と警鐘を鳴らしている。そんな中でバイデン大統領は介入しないとしているが、その理由について米国の政治専門メディア・ポリティコは大統領選が大きく関係していると伝えている。民主党候補・ハリス副大統領は激戦州を制するため労働者層の支持を集めようとしている。その労働者の権利である「ストライキ」をバイデン大統領が権力で阻止するとハリス氏にとって不利に働くからだという。共和党候補・トランプ前大統領も開運会社の対応を批判し「労働者はより良い賃金のため交渉できるはずだ」と語ったとブルームバーグが伝えている。