きのう人手不足解決の一手になるかも知れない取り組みが発表された。フリマアプリを運営する「メルカリ」が発表したのが、スポットワーク仲介サービス「メルカリハロ」の全国展開。スポットワークとは、スキマ時間などを活用して短時間で働くこと。「メルカリハロ」の場合、本人確認や銀行口座の登録をすれば履歴書の提出や面接なしで応募することができると言い、給与を最短即日振込みで受け取ることができるという。スポットワーク協会の調査によると、直近1年間でスポットワーカーは510万人増加し、市場全体が1,500万人規模に成長するなど拡大を続けている。10代~60代まで幅広い世代が利用し、約3割が会社員と掛け持ちで利用する人が多いスポットワーク。「スポットワーク」の魅力について実際に体験したことがある大学生は「日払いがいいと思う。(バイトを)やったことのないお店で1日だけ働けるというのですごく楽しかったです」と話す。利用するのは学生だけではなく主婦も。すでに導入した観光地もある。神奈川県・湯河原で約90年続く温泉旅館では先月のスポットワークのシフトがずらり。実際に4日前にスポットワークに応募した男性は、別の仕事で湯河原を訪れたついでに2時間半働き、給料3,500円を受け取ったという。他にも家族旅行などのスキマ時間を利用して働く人も。スキマバイトは人手不足解消の鍵となるのか。