メルカリの返品トラブル。フリマサービスで購入や出品をした人から全国の消費生活センターに寄せられた相談件数は昨年度、およそ8000件。10年前の8.7倍に増えている。こうしたなか、メルカリは新たな取引トラブルの対策を発表した。商品の状態や中身について出品者と購入者の主張に食い違いがあり解決できない場合メルカリが商品を回収。回収した商品と出品者、購入者の説明を照合する商品回収センターを新たに設置した。国内最大のフリマサイト「メルカリ」は2013年のサービス開始以来、順調に利用者を伸ばし、今年の利用者はおよそ2300万人で取引総額はもはや1兆円を超えている。一方、返品による商品すり替えトラブルが相次いでいる。そもそも個人間取り引きであり利用者が規約に同意している以上メルカリなどのプラットフォーマーに法的な責任は一切ない。出品時や受け取り時の状況を映像などで記録することや高額な商品を出品する際はプロテクションタグと呼ばれるタグをつけるなどの対応がある。このタグは、切らないと商品から外せないというもので返品する際にはタグをつけたまま返すよう買い手に求めればすり替えなどを防止できる。