ロシアで今、日本をうたった製品が急増している。ロシア・モスクワのスーパーマーケットの棚に並んでいたのは日本風のビール。ロシアでは3年前、ウクライナ侵攻による制裁で多くの日本企業が撤退。そのころを境に街中では日本語が書かれた製品が増え続けている。中には日本からの輸入品に模した商品も。こうした商品のほとんどは日本とは全く関係がなく日本ブランドに見せかけた偽物とみられている。ウクライナ侵攻からまもなく3年。経済制裁の影響で日本からの輸入品が減少したロシアだが、今後、仮に制裁が解除されることになれば日本企業にとっては市場参入の障害になる恐れもありそう。JETROモスクワ事務所・梅津哲也所長は「日本のものはいいものであるというイメージをロシア企業が活用しながらビジネスにつなげている」とコメント。