中澤さんは「昨日は米国のAIクラウド企業を巡る信用不安を受けて、大きなリスクオフの相場となった。ハイパースケーラーと呼ばれる大手クラウド企業のAI設備投資は、すでに本業で稼ぐ営業キャッシュフローを上回っている。足りない分は、借入やリースで賄っているということですし、増資や特別目的会社を通じた調達も増えている。外部資系への依存が強まっている。資金調達のコストが上がる中で、投資の採算が悪化すると、日本のAI関連株の利益成長が続く期間も短くなりかねない。今回の下落はこうした懸念の広がりが主な要因とみている。格付けの高いハイパースケーラーは、金利上昇の影響を相対的に受けにくくて、影響を受けやすいのは、格付けの低い企業であるとみられる。資金調達が厳しくなると、新しい契約は信用力の高いハイパースケーラーや、大手半導体企業に集まりやすくなる。AI投資そのものは、こうした企業を軸に進んでいくというふうに考えている。そのうえで弊社では、AIが企業活動や個人の生活に浸透するほど、需要はより多くの利用者や用途に分散していくとみている。したがって、AIインフラ市場は今後も拡大を続ける見通し。」とコメントした。尾河さんは「アメリカの個人消費については、原油高によるインフレだとか、金利の上昇、これによってミシガン大の消費者信頼感指数は史上最低水準ということで、非常に弱かったので、ちょっと心配されていた。この背景には、株高による資産効果で、富裕層が消費しているところはある。一方で、低所得者層は、実質賃金が下がってしまっている。インフレと金利の上昇、これがどのくらい続くのかが今後注目。金利の上昇がこのまま続いて、株価に影響すると、富裕層の消費もだんだん落ちてくる。」とコメントした。
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