ロシア・プーチン大統領は、24年ぶりの北朝鮮訪問を前にロシア極東のヤクーツクに到着。そこから直接、平壌入りするものとみられる。今回の訪問に先立ち、プーチン氏は朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」に寄稿。ウクライナ侵攻を一貫して支持する北朝鮮を高く評価したうえで幅広い分野での連携を強化すると強調。労働新聞もプーチン氏の訪朝を熱烈に歓迎すると社説に掲載した。ウクライナ侵攻をめぐり国際社会から非難されるロシアと、偵察衛星の打ち上げに失敗し、技術支援がほしい北朝鮮。両国首脳はあす会談を行い共同声明が発表される予定で、軍事面での連携がどの程度進むのかが注目される。これに対し、韓国は中国と外務国防当局の高官による外交安保対話を開催。韓国メディアはプーチン氏の北朝鮮をめぐり訪問をめぐり意見交換したと報じている。中国・李強首相、オーストラリアに言及あり。中国・季強首相は新型コロナウイルスの発生源の調査をめぐって関係が悪化していたオーストラリアを訪問中。きのうはアルバニージー首相との会談に臨み両国の関係改善をアピールしていた。会談後の共同記者会見では李強首相は中国への観光客に対しビザを免除すると表明。また、来年以降、ジャイアントパンダを2頭貸し出す方針を示した。中国とオーストラリアの企業が共同で出資しているリチウム処理工場。ここまで中国が関係改善をアピールする狙いはレアメタル。中国としては中国企業による投資への警戒感を和らげたい狙いがある。レアメタルなどの豊富な鉱物資源を持つオーストラリアとの距離をさらに縮めようとしている。