子どもたちに川に親しみながらふるさとの自然の豊かさを感じてもらおうと横手市で先月、地元の保育所の園児たちがヤマメの稚魚の放流を体験した。この放流体験は成瀬川漁協がこの時期に行っていて、成瀬川の支流の狙半内川の河原には、地元のますだ保育園の園児25人が集まった。放流されたのは、ことしふ化した体長8センチほどのヤマメ1000匹で、子どもたちは小さなヤマメが力強く泳ぐ姿に歓声を上げていた。放流されたヤマメは数年後には釣りが楽しめる体長15センチ以上に成長するという。成瀬川漁協・高橋良敏組合長は「子どもたちが3年後4年後に今度は釣りの体験もさせてみたい」などと話した。