日本製鉄の今井正社長がUSスチールの買収計画について、「当社にとっての重要な成長戦略になると考えています。完全子会社化が交渉のスターティングポイントであるというのは、今も変わっていません」と完全子会社化を目指す姿勢を改めて示した。USスチール買収計画を巡っては、アメリカのトランプ大統領が「買収は認めない」との考えを示している。買収計画についてはCFIUS(対米外国投資委員会)が再審査を行っており、その進捗について今月21日までにCFIUSがトランプ大統領に勧告を行い、6月5日までにトランプ大統領が最終判断を下す見通し。日本製鐵は「そこで決着するため、全力を挙げる」を意欲を示した。