アメリカのトランプ大統領は3日、海外から輸入する鉄鋼とアルミニウムへの追加関税を現在の25%から50%に引き上げるよう命じる文書に署名し、追加関税の引き上げは日本時間のきょう午後1時1分に発動された。トランプ氏は文書で「関税を引き上げることで鉄鋼・アルミ製品の輸入による国家安全保障上の脅威を軽減・排除できると判断した」と説明した。トランプ政権は今年3月、鉄鋼とアルミニウムへの25%の追加関税を発動していた。トランプ氏は先月30日、「関税を50%にすれば誰もフェンスを乗り越えることはできない」と主張するなど国内産業を保護する姿勢を改めて強調したかたちで、各国との関税協議に影響を与える可能性がある。